GO!保護犬GO
花太郎社長 痴呆あり・笑う穏やかシニア・保護されて知った人と暮らす幸せ・安らかな余生を
1605
犬/
雑種 /
オス
12歳0ヶ月
推定
15.0 kg
【性格等】
おっとり穏やか。 根が素直で 甘え方は控えめながらも普段はふかふかベッドでお腹を出して寝ています。 痴呆の初期と思われ、起きている間はグルグルと疲れるまで歩き続けています。 耳が遠い割に、ジェスチャーを交えながら名前を呼ばれるとすぐに気づき、嬉しそうに寄ってきて傍らにたたずみます。 視力は弱っているものの、ものの位置は性格に覚え、ぶつからないように起用に歩きます。
撫でてもらうのが至福の時。 特に朝、目覚めると吠え始め(目覚ましのタイマーで起き)ますが、顔を撫でてあげると気が済みまた眠りにつきます。
根っからのおうちっこ。 抱きしめられると でへへへ と表情が緩みます。 好きな人の後をついて歩き、おじいちゃんになった今、愛情を表現できるようになったのかもしれません。 おそらく保護してから、はじめてかわいがられることを知り、本人(犬)が思い描いていた『人間』への見方が大きく変わったようです。
他犬猫とはそつなく過ごせますがしつこい犬は苦手です。 ほとんど吠えず、喉が渇いたとき、ご飯の匂いがしてきた時などには吠えます。
お散歩では、思いのほか力強いので転ばないようにご注意ください。 花太郎社長の 『お散歩うれしいな!』のウキウキ。 ぜひ一緒に楽しんでほしいです。
けれどすぐに 『早くおうちへ帰ろう』 と催促されるでしょう。 室内に入るとそそくさとハウスに戻りゴロンとくつろぎモードです。 ハウス大好きなのでおとなしく留守番もバッチリです。
トイレは外派ですが、預かりさんの努力と工夫でペットシーツでもできるようになっています。 外の場合はお庭があれば同じ場所で用を足すようになるでしょう。
魚やトウモロコシは体に合わず下痢をしますのでご注意ください。 ただし原料に小麦粉がないとウンチが固まりづらいようです。 保護中はアカナのチキンを中心に処方食やご支援でいただいたスーパープレミアムフード(小麦粉、穀類使用)をブレンドして与えています。 ゆで野菜を入れてあげるととても喜んで食べます。
どのくらいの期間を酷い皮膚病を患っていたのか想像もつきません。 保護時にはところどころ毛が抜けて皮膚からは悪臭が漂っていました。 複数の皮膚病要因があり、投薬、シャンプー、薬浴、食事、注射等で治療をおこないました。 去勢手術をしたくてもガリガリで持ちこたえられないとの獣医の見解により、まず皮膚を治してから医療にかかる手順で回復のプログラムを組みました。
血液検査の結果、フィラリア強陽性(2+)でしたが、心臓や他の数値に大きな異常は確認されず(年相応の衰えと栄養失調による数値の低下)、このまま投薬での治療を継続できれば2019年の春ごろには陰転の見込みです。
保健所出身の子だからといって、問題がある、トイレができない、またシニアだから懐かないなど全くありません。 人に素直で控えめな甘え方が奥ゆかしいくらいです。
悲惨な環境で過ごしフィラリア症にかかり皮膚も侵され捨てられた過去。 とにかくボロボロの体を回復させるためにできる限りのことをしてきましたが、こちらがかけた以上の愛を微笑みにしてくれる子になりました。 花太郎は決してハンサムとは言い切れないのですが、見ているだけで微笑みと幸せが心の底から溢れてくるのです。 人を幸せにする不思議な力を持っているのかもしれません。
お引渡し後にもう一度フィラリア検査、治療を実施いただける方、陰転してしまえば通常の予防薬のみでOKです。 体は大き目ですがリズムをつかめばそれほど手がかからず、おうちやお庭で一緒にゆったり過ごしたい方にはとても飼いやすい子だと思います。
【健康状態】
皮膚病だったとはわからないほど立派な毛並みになってきました。
できる限り治療して健康な状態にしてお引渡ししております。
フィラリア陽性(2+) 治療2クール実施済 今後は通年の投薬で陰転見込み
血液生化学検査: 大きな異常なし
シニアなので老化はあります
耳はあまり聞こえていないようです。
抜歯はありませんでした。
済
済
可
不可
室内のみ