経験不足によりまだまだ怖いことが多くある子です。
ですが、経験をつんでそれが安全でうれしいことだとわかると着実に前進してくれる子です。
人に対しては、良い印象がないようで、まずは逃げたり固まったり、スペースがある限り人との距離をとります。
現在、預かり家族にはご飯をもらえる人として少しずつ距離が近くなってきました。
こちらから近寄ると逃げたりベッドの上で伏せていますが、怖さよりも「まあ、仕方ないかあ、怖いことはしないみたいだし」みたいな感じになってきました。
また、保護当時は犬だけを頼りにしていましたが、最近は預かり人を目で追い、違う部屋にいくと追いかけてきてちょっと離れた場所から見ているようになってきました。男性よりは女性に慣れると思います。
この子の人慣れには積極的ではなく受け身でいてあげるといいと思いますので、ベタベタに犬をかわいがりたい家庭ではなく多くを求めず「いつかのんびりうちに慣れてくれたらいいわあ」と、ゆったりと関わってくださる家庭が希望です。
安心できる環境だとわかると、好奇心もどんどんひろがり行動範囲もグンと広がります。
怖いときに逃げ込む場所としてサークルがまだ大事ですが、保護して2週間の現在は、お留守番はサークルですが預かり人がいる間はフリーで過ごしており、室内を猛ダッシュしたり、ソファーに飛び乗ったり、わんこベッドをホリホリしたりと、活発に動いています。
犬おもちゃには興味はありません。
保護時にほとんどの歯を抜歯しておりますが、ドライフードを食べています。
トイレはトイレシートの認識ができており、練習中ですがわかりやすい環境にしてあげる(マット等の敷物がない)ことでできるようになると思います。
お散歩は、バッグ散歩から練習をスタートしています。
ずっと犬がたくさんいる環境で暮らしていたので同じ空間に犬がいるほうが本犬は心強いようで動きますし、先住犬の動きをよく見て勉強しています。
先住犬のいる家庭の方が本犬の進歩は早いと思いますが、もっと人間を信頼して甘えることを覚えるとやきもち焼きになる可能性もあります。
先住犬の性格が人に対して淡泊な子の方がいいかと思います。
先住犬がいない家庭の場合は進歩がさらにゆっくりですがいなくても大丈夫だと思います。
吠えは慣れない場所で始めての物事に遭遇した時や、留守番後朝クレートから出てすぐに「自分はおトイレしておやつもらうんだぞ」と、思っているのに預かり人がいなくなったりするとキャンキャン文句言っています。
お留守番はサークルでできますが、お留守番時間が長いご家庭ですと人や環境慣れ等、時間がかかってしまいますので、留守番は6時間以内位を希望します。
右後ろ脚がパテラグレード2です。
日常生活に支障はありませんが滑りやすい床は避けたほうが良いと思います。
お散歩ができるようになれば、適度な運動で足に筋肉をつけることでかなりカバーできると思います。
飼育初心者、小さなお子様のいるご家庭には向きません。